みなさまお疲れ様です。
本日は早速本題に入りたいと思います。
vSphere 5.x 系 と vSphere 6.x 系ではHAが発動されたとき、パワーオフされたVMに対しての挙動が変わることについてご存知でしたでしょうか?
(私はつい最近上記の挙動について知りました。私の知識はvSphere 5.x 系の挙動で止まっておりました 汗)
◆HAクラスタ下のパワーオフされたVMに対する挙動の違いについて
①vSphere 5.x 系
[パワーオンVM] 別ホストにインベントリ登録され、再起動される
[パワーオフVM] 元のホストに残り続け、別ホストで再起動されない
②vSphere 6.x 系
[パワーオンVM] 別ホストにインベントリ登録され、再起動される
[パワーオフVM] 別ホストにインベントリ登録され、再起動はされない
実は、vSphere 6.x系からはパワーオフVMはHAで別ホストに移動されてしまうのです。
予期しないホスト停止が起きた時に、パワーオフVMが実はこっそり別ホストに移動してしていた、なんてことが起こり得ます。
上記は、ドキュメントセンターにもさらっと記載があります。
vSphere 5.5 ドキュメントセンター - ホスト問題に対する対応の判断
vSphere 6.0 ドキュメントセンター - ホスト問題に対する対応の判断
【vSphere 6.0 ドキュメントセンターより引用】
日本企業はきっちり稼働するVMを管理される方が多いと思いますが、
vSphere 5.x系と同じ挙動とするためには、下記のHAパラメーターの設定が必要となります。
das.
それでは、本日は以上となります。
ありがとうございました。