仮想化エンジニア奮闘記

Citrix や VMware をはじめ、仮想化に関する最新技術や設計情報の検証結果を共有します。自分が面白いと思ったものを記事にするので一貫性はあまりありません。なお本ブログは個人のものであり、所属する会社とは関係ありません。内容については自己責任の上、ご参照をお願い致します。

vSANやるぞー!(13)-vSANをiSCSIターゲットに①

皆さまお疲れ様です。
今回はvSANデータストアをiSCSIターゲットとして公開する機能について紹介したいと思います。

 

NUTANIXでも同じ機能が実装されていますよね。

HCIはCPUやメモリ容量に比べてディスク容量が大きくなる傾向にあると感じてはいるので、ディスクを使い倒すために実装されたのですかね。エンドユーザー様の事例を聞いてみたいところではあります。

 

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※本記事はvSphere 6.5、vSAN 6.6.1 を前提としています 

 

vSANデータストアはvSAN Clusterに所属する仮想マシン用のvsanDatastore提供が主目的ではありますが、vsanDatastoreの一部を別LUNとして切り出してiSCSI Targetとして公開する機能も有しています。

 

ただこのiSCSIですが、vSAN6.6.1の時点では物理サーバーに対してのみしか公開をサポートしていません

また、使用用途はStorage Hubの「iSCSI Target Usage Guide」に記載された用途に限定されます。

主にクラスタリングの用途が記載されていますが、iSCSI Target Usage Guideをざっくりまとめると、、、

 

・物理サーバーでのOracle RAC構成は対応

・WSFCやSQL Server Always On Failover Cluster Instanceは非対応

・ESXiでの使用は非対応

・ハードウェアHBAは非対応

 

などの条件があるようです。シェアードナッシングな高可用性ソリューションは対応しているものの、共有ストレージが必要なソリューションはOracle RACくらいしか対応していないようです。

 

また、物理サーバーでもサポートされているOSは下記の通りとなります。

Windows 10、Windows 2016、2012 R2、2012、2008 R2、2008
RHEL 7、RHEL 6、RHEL 5
SUSE® Linux Enterprise Server 12、SLES 11 SP4/SP3/SP1

 

下記は少し古い記事ですが、日本語で分かりやすかったです。

vSAN 6.5 iSCSI デバイスを使用するためのベスト プラクティス

 

ESXiで使えるようになれば、仮想のOracle RACやWSFCのデータをiSCSI上に置く、などができて利用の幅が広がるのかな、と感じました。

 

というわけで、今回は一旦ここまで。

次回、iSCSIターゲットとして公開する手順を書こうと思います。

 

それでは本日は以上となります。ありがとうございました。