仮想化エンジニア奮闘記

Citrix や VMware といったサーバー・デスクトップ仮想化の最新技術や設計情報の検証結果を共有します。(本ブログは個人のものであり、所属する会社とは関係ありません。)

VMware App Volumesってべんりー!(1)

皆さまお疲れ様です。

今回はVMware App Volumesを記事にします。

 

次:VMware App Volumesってべんりー!(2)

 

App Volumesは「アプリケーションの仮想化」機能となりますが、提供している機能を1言で表すと「アプリケーションのマスターイメージ化」となります。

 

 

 

あれ!?アプリケーションのマスターイメージ化ってどこかで聞いたことあるぞ!

 

 

 

と思ったらCitrixでも似た機能が提供されています。「AppDisk」というXenDesktop 7.8から提供されている機能です。

 

kenta-virtualization.hatenablog.com

 

 

私はどちらも使用したことがあるのですが(ラボ環境ですが)、動作の安定性や機能の多様性ではAppDiskよりApp Volumesに軍配が上がります。Citrix環境でもApp Volumesはサポートされているので、ライセンス費用を考慮しなければApp Volumesを使いたくなってしまいます 笑

CitrixさんにはAppDiskをもうちょい安定して使えるように改良して頂くのと、Writable Volumesと同等の機能の実装をお願いしたいところですね。

 

 

VMware App Volumesについて

App VolumesはアプリケーションデータをOSと切り離して仮想マシンに配布することで、アプリケーションのプロビジョニング工数の削減と一元的な管理を実現します。

App VolumesはApp StackWritable Volumesという2つの要素に分けられます。

 

 

App Stackとは?

AppStackはアプリケーションのマスターイメージとなる領域で、AppStackを割り当てた仮想マシンはAppStackにインストールされたアプリケーションを利用することが可能になります。

AppStackプロビジョニング用VMを準備し、AppStack用のvmdkに対してアプリケーションをインストールし、マスターイメージを作成します。

 

AppStackのイメージは下記の通りとなります。

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Writable Volumesとは?

Writable Volumesはユーザーが個別にインストールしたアプリケーションやユーザープロファイルを保管する領域です。

Writable Volumesを割り当てたユーザーが個別にアプリケーションをインストールした場合、Writable Volumesへプログラムデータがリダイレクトされ、リンククローン環境でも永続的にアプリケーションが利用可能となります。

同様にユーザープロファイルもリダイレクトすることが可能で、移動ユーザープロファイルを使用せずとも永続的なアプリケーション設定の保持が可能となります。

 

Writable Volumesのイメージは下記の通りとなります。

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App StackおよびWritable Volumesを使いこなせれば、 もはやフルクローンのようなユーザー専用のVDIはいらなくなりますね。

 

 

次回以降は、App Volumesのサーバー構築と運用手順を書いていこうと思います。

 

それでは本日は以上となります。

ありがとうございました。