仮想化エンジニア奮闘記

Citrix や VMware をはじめ、仮想化に関する最新技術や設計情報の検証結果を共有します。自分が面白いと思ったものを記事にするので一貫性はあまりありません。なお本ブログは個人のものであり、所属する会社とは関係ありません。内容については自己責任の上、ご参照をお願い致します。

Nutanixをisoイメージを使用してインストールする

皆さまお疲れ様です。

 

Nutanixのisoイメージを作ってインストールする手順を備忘録としてブログに残しておきます。

※普通は出荷時点でController VMやHypervisorがインストールされている状態なので、この手順は踏まないかと思います。気になる人だけチェックして下さい。

 

 

1. Foundation VMの作成とPhonixイメージの作成

[参考サイト PREPARING INSTALLATION ENVIRONMENT]

https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetId=Field-Installation-Guide-v3-7:v37-cluster-environment-foundation-t.html

 

[参考サイト GENERATING A PHOENIX ISO IMAGE]

https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetId=Field-Installation-Guide-v3-7:v37-phoenix-iso-image-generate-t.html

 

[今回DLしたファイル]

①Foundation VMのOVFファイル (Foundation_VM-4.0.5.tar)

Oracle VM Virtual Boxのインストーラ (VirtualBox-5.2.12-122591-Win.exe)

③AOS (nutanix_installer_package-release-euphrates-5.5.2-stable.tar.gz)

④ESXi ※DELL HWだったのでDELL EMC Customized ISOを使用

 (VMware-VMvisor-Installer-6.7.0-8169922.x86_64-DellEMC_Customized-A00.iso)

※①および③のDLにはNutanix Support Portalへのアクセス権限が必要です。

 

 

まずは②のインストーラOracle VM Virtual Boxを既定値でインストールします。

VMware Player / VMware FusionなどでもOKです。NutanixのドキュメントではVirtual Boxとなっていたため合わせています。

①を解凍し、Foundation VMのOVFをVirtual Boxにインポートします。

Foundation VMを起動してデスクトップの「set_foundation_ip_address」を実行し、Foundation VMのIP設定を行います。Virtual Boxをインストールした端末から、Foundation VMPing疎通が取れることを確認します。

SSH SCPで「/home/nutanix/foundation/nos」内に③のAOSをコピーします。

同じくSSH SCPで④のESXiのインストーラを「/home/nutanix/foundation/isos/hypervisor/esx」内にコピーします。

下記コマンドでオリジナルのPhonix ISOイメージを作成します。 

sudo pkill -9 foundation
gunzip /home/nutanix/foundation/nos nutanix_installer_package-release-euphrates-5.5.2-stable.tar.gz
cd /home/nutanix/foundation/bin

# --aos-package:AOSファイル(gunzipで.tarに)のパスを指定

# --temp-dir:Phoenixイメージ出力ディレクトリを指定
# --esx:ESXi ISOファイルのパスを指定
./generate_iso phoenix --aos-package /home/nutanix/foundation/nos nutanix_installer_package-release-euphrates-5.5.2-stable.tar --temp-dir /home/nutanix/foundation/tmp –-esx /home/nutanix/foundation/isos/hypervisor/esx/VMware-VMvisor-Installer-6.7.0-8169922.x86_64-DellEMC_Customized-A00.iso

 ↓

オリジナルのPhoenix ISOイメージが作成されたら、次の手順に進みます。

 

 

2. Foundation VMの作成とPhonixイメージの作成

1.で作成したPhoenix ISOイメージをNutanix HWにマウントし、ブートします。

Nutanix Installerが起動するため、「Install CVM (Wipes exisiting Data!) and Install, Configure Hypervisor」を選択して「Start」を実行します。

※ちなみに、Choose actionには下記のオプションがあります。

・Install CVM and Install, Configure Hypervisor (←選択したaction)
・Install, Configure Hypervisor
・Repair CVM
・Repair CVM and Install, Configure Hypervisor
・Install CVM

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※黒い□はシリアルが記載されているためマスクしています。

インストール完了後、再起動を求められるため「Y」で再起動を実行します。インストール開始から約1時間程度の時間がかかりました。

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ESXiブート後、追加の構成タスクが実行されてホストが再起動します。ホスト名に「INSTALLING-PLEASE-BE-PATIENT」が表示されますが、この表示がなくなるまで待ちます。3回再起動し、構成タスクが完了するまで30分かかりました。

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ホスト名が「INSTALLING-PLEASE-BE-PATIENT」でなくなりました。この後DCUIでESXiの設定を行います。ちなみに、ESXiのパスワードは「nutanix/4u」が設定されています。

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※黒い□はシリアルが記載されているためマスクしています。

 

 

3. CVMのIP変更

 DCUIでESXiにIPを割り当てたら、vSphere Host Clientに接続します。

CVMにコンソール接続します。

「sudo vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0」コマンドでIPを設定します。下記の赤字を修正・追記します。

DEVICE="eth0"
NM_CONTROLLED="no"
TYPE="Ethernet"
ONBOOT="yes"
BOOTPROTO="dhcp" → "none"
IPADDR="Controller VMのIP"
NETMASK="サブネットマスク"
GATEWAY="デフォルトゲートウェイのIP"

vSphere ClientでController VMを再起動します。

 

 

4. Nutanixクラスタの作成

「http://任意のCVMのIP:8000/gui/index.html」にアクセスします。

CVMに同一セグメントのIPを振ればノードとして見えてくるため、Nextを実行します。

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※黒い□はシリアルが記載されているためマスクしています。

ちなみに、赤枠内を押すとRedundancy Factorを設定できます。

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クラスター設定画面にて、クラスタ名やIPを設定します。このクラスタIPがNutanix Prism接続IPとなります。必要項目を設定し、Nextを実行します。

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各ノードのIPやホスト名入力画面です。ノード内のIP・ホスト名を入力し、Nextを実行します。

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※黒い□はシリアルが記載されているためマスクしています。

NW Validationが実行されます。Validation完了後、次の画面に自動で遷移します。

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AOSおよびHypervisorのイメージ選択画面になります。ここでAOSやHypervisorのイメージをアップロードし、インストールすれば指定のバージョンでクラスタを作成することが可能です。一般的にNutanixを購入した場合はここでAOSやHypervisorの再インストールを行うのかなと思います。

今回はPhoenix ISOでAOS・ESXiともに最新バージョンをインストールしたため、そのまま「Create cluster with existing AOS and hypervisor」を実行します。

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確認画面が表示されるため、「Yes - Proceed」を実行します。

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クラスター作成が開始されます。「Log」ボタンを押せばクラスター作成ログをブラウザ上で確認することができます。

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約15分でクラスター作成が完了します。

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https://クラスターIP:9440」にアクセスするとNutanix Prismが表示されます。

既定のユーザー・パスワードは「admin / nutanix/4u」となります。

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パスワード変更を求められます。パスワードの要件が厳しいのでNGとならないよう注意しましょう。

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EULAに同意します。

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Pulseというクラウド上での健全性確認サービスを利用しない場合はチェックを外し、「Continue」を実行します。

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ようやくPrismの画面にたどり着けました。以上でインストール完了です。

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さて、どうでしたでしょうか。

通常はやらないと思いますが、知っているとどこかで役に立つかもしれませんね。

 

それでは本日は以上となります。ありがとうございました。